適応障害
適応障害
症状としてはうつ病に近いものですが、ストレス因子に対する反応であり、症状はストレスが生じてから3ヶ月以内に出現し、情緒面や行動面で多彩な症状がみられます。健康上の問題、対人関係上の悩み、職場でのストレス、経済的な問題などをきっかけとして、さまざまな心身の症状が現れ、社会生活に支障をきたしている場合は、適応障害の可能性があります。
ストレスとの因果関係がはっきりとあり、その原因が解決すると症状は次第に改善することが多いものの、ストレス因子が持続する場合には症状が長引くこともあります。
本人の適応能力の問題ではなく、ストレスの要因が大きいといえるでしょう。
どうしても合わない仕事、どうしても合わない人間関係などに悩み、努力はしてみたが改善しなかった場合に気分が落ち込んだり、夜眠れなかったりすることは、誰でも経験したことがあるでしょう。つまり適応障害は誰にでもなる可能性があります。
日常生活に支障がでるような症状がある場合は、ご相談ください。
ひとりで悩んでいるのは辛いものです。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。
その上で、適応障害がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合わせて回復への道を一緒に考えていきます。
例えば、お勤めの方に関しては、休職を勧めたり、上司や会社の相談窓口、産業医などに相談することを勧めたりします。